在学生と保護者の皆様へ
この度の新型コロナウィルス感染症の影響に伴い本学では5月11日から新学期を遠隔授業で開講し、実技レッスンの対面、講義の対面へと段階的に通常授業の開講に向けて、社会の変化を受け入れながら学びの質の維持を努力してまいりましたが、いよいよ来週から全ての授業が開講されます。
本学では三密を避ける為の努力を継続しつつ、例年通りの学びを維持したいと考えております。したがって、「学内演奏会」は全てのコースを秋学期に変更致しましたが「ピアノ・声楽専攻生演奏会」「定期演奏会」「大学院定期演奏会」は開催する予定です。7月にはオーディションも開催いたします。
当初は実技試験を実施しないと発表をしておりましたが、緊急事態宣言が解除され対面授業やレッスンが再開されている状況、学生にとって試験に向けて精進する日々は励みとなり、目標を持つことは大切な学びであると考え、実技試験を8月に実施することに致しました。
ただし、通常授業が開講されている中での実技試験であること、まだ完全に新型コロナウィルス感染症が終息していないことを考慮して、春学期の実技試験は1年生と2年生に限定した専攻実技のみ行うことにいたします。
なお、このような決断をいたしましたが、この先の新型コロナウィルス感染症の状況により、対面から遠隔への変更、演奏会や実技試験の中止といった判断をせざるを得ない場合がありますことご理解いただきたいと思います。
第二波が来ないことを願いつつ、今後ともご協力を受け賜わりたく、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2020年6月5日
名古屋音楽大学学長 佐藤惠子