政府の「AI 戦略2019」において、文理を問わず全ての大学・高専生(約50万人卒/年)が初級レベルの数理・データサイエンス・AIを修得するという具体目標が設定されました。また、文部科学省においても、2025年度までに、全ての大学生等が「数理・データサイエンス・AI」を履修できる環境を整備することを各大学に通知すると共に、優れた教育プログラムを開講する大学に「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」を認定する制度を立ち上げました。
本学では、数理・データサイエンス・AIへの関心を高め、適切に理解し活用する基礎的な能力を育成することを目的とした「数理・データサイエンス・AI 教育プログラム」を開設しています。本プログラムは、優れた教育プログラムを文部科学大臣が認定・選定する「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」の認定を受けています。
下記の授業科目をすべて修得した学生に対し、数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)の修了者とします。
名古屋音楽大学で開講される「数理・データサイエンス・AI入門」、同朋大学で開講される「情報社会」、2科目でリテラシーレベルのモデルカリキュラムの学修内容をカバーし、当該教育プログラムを構成しています。
No. | 科目名称 | 開設校 | 備考 |
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1 | 数理・データサイエンス・AI入門 | 名古屋音楽大学 | 春学期開講 |
2 | 情報社会 | 同朋大学 | 単位互換制度に基づく特別聴講生として受講※ |
※「情報社会」は「自由科目」として単位認定され、卒業単位に含まれます。
学修項目 | 授業科目 | |
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導入 | 1.社会におけるデータ・AI活用 | |
1-1.社会で起きている変化 | 情報社会/数理・データサイエンス・AI入門 | |
1-2.社会で活用されているデータ | 情報社会/数理・データサイエンス・AI入門 | |
1-3.データ・AIの活用領域 | 情報社会/数理・データサイエンス・AI入門 | |
1-4.データ・AI活用のための技術 | 数理・データサイエンス・AI入門 | |
1-5.データ・AI活用の現場 | 情報社会/数理・データサイエンス・AI入門 | |
1-6.データ・AI活用の最新動向 | 数理・データサイエンス・AI入門 | |
基礎 | 2.データリテラシー | |
2-1.データを読む | 情報社会/数理・データサイエンス・AI入門 | |
2-2.データを説明する | 情報社会/数理・データサイエンス・AI入門 | |
2-3.データを扱う | 情報社会/数理・データサイエンス・AI入門 | |
心得 | 3.データ・AI利活用における留意事項 | |
3-1.データ・AIを扱う上での留意事項 | 情報社会/数理・データサイエンス・AI入門 | |
3-2.データを守る上での留意事項 | 数理・データサイエンス・AI入門 |
プログラムを修了した学生には、修了証明書が発行されます。
名古屋音楽大学ファカルティ・ディベロップメント委員会がプログラムの運営・改善、および、自己点検・評価を担当する。なお、自己点検は、該当科目の授業評価アンケート、当該教育プログラム独自の授業理解度アンケート等の情報をもって実施する。