海外学術交流協定を結んでいるドイツ・エッセンのフォルクヴァング芸術大学に
短期留学をしている神原雅治さん(名古屋市立菊里高等学校 音楽科 → 名古屋音楽
大学 ピアノ演奏家コース 2年)より近況報告が届きました。
ドイツでの生活は、スーパーでの買い物の仕方や電車の乗り方など様々なところに違いがあるので、
最初はどこに行っても戸惑いながらの生活でした。
3ヶ月経った今でもなかなか慣れない事はありますが、それも含めて新鮮な気持ちで毎日を過ごしています。
ドイツではお店で買い物をする時にレジの店員さんと必ず挨拶をする事に驚きました。
細かい違いではありますがこれは良い習慣だなと思いました。
大学の練習室は窓口でその場で予約をして、係員の方に直接鍵をもらうシステムになっています。
部屋の連続使用は3時間までで、その後は30分休憩したら再度使用できるというルールがありますが、
基本的には快適に練習をすることができています。
大学ではヘンリー・ジークフリードソン先生に師事しています。
先生のレッスンでは、自分では素通りしていた美しい音の重なりなど、
自分の気付けていなかった曲の素晴らしさを認識することができます。
また、レッスンで先生の演奏を聴くたびに、自分の演奏が枠にはまった
窮屈な演奏であることを実感させられます。
ドイツで勉強している間にもっと自由に自分の音楽を表現できるように、
一生懸命取り組みたいと思っています。
残り7ヶ月間ですが、貴重なドイツでの生活で出来るだけ多くのことを学び、吸収して
日本に帰ることができるよう、これからも頑張ります。