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【訃報】秋山和慶客員教授のご逝去を悼んで

秋山和慶先生(本学客員教授)が、去る2025年1月26日、肺炎のため逝去されました。享年84歳。
秋山先生は本学の指揮コース開設に大変ご理解いただき、本学の教育研究活動の発展・人材育成に多大なるご尽力を頂きました。
本学はご本人の遺志を受け継ぎ、生前のご厚誼を深謝するとともに、謹んで哀悼の意を表します。

 

略歴:
1941年生まれ。故斎藤秀雄のもとで指揮法を修め、 1963年に桐朋学園大学音楽学部を卒業。
1964年2月に東京交響楽団を指揮してデビューののち同団の音楽監督・常任指揮者を40年間にわたり務めた。
トロント交響楽団の副指揮者、アメリカ響音楽監督、バンクーバー響音楽監督(現在桂冠指揮者)、シラキュース響音楽監督を歴任。フィラデルフィア管、ニューヨーク・フィル、ボストン響、シカゴ響、ロイヤル・フィル、NDR 北ドイツ放送響、スイス・ロマンド管、チューリッヒ・トーンハレ管などに客演した。
これまでにサントリー音楽賞、芸術選奨文部大臣賞、大阪府民劇場賞、大阪芸術賞をはじめ、東京交響楽団とともに毎日芸術賞、京都音楽賞大賞、モービル音楽賞などを受賞。
2001年紫綬褒章、2011年旭日小綬章を受章。2014年度文化功労者に選出。同年中国文化賞(広島)、徳島県表彰特別功労賞を受賞、2015年渡邉暁雄音楽基金特別賞を受賞。2014年指揮者生活 50 年を迎え、2015年2月には回想録「ところで、きょう指揮したのは?」 (共著/アルテスパブリッシング刊)を出版した。
東京交響楽団桂冠指揮者、広島交響楽団終身名誉指揮者、九州交響楽団桂冠指揮者、中部フィルハーモニー交響楽団芸術監督・首席指揮者を務めた。
2023年6月1日より名古屋音楽大学 客員教授。

 

秋山和慶先生