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学長よりごあいさつ

「新生名古屋音楽大学」  ~100周年をめざして~

学長 佐藤 惠子
学長 佐藤 惠子

1965年、中部唯一の芸術系短期大学として産声をあげた名古屋音楽大学は1976年に四年制大学に移行昇格、1987年には大学院を開設する等、順調に発展を重ね、58年目を迎えました。今日では、音楽学部15コース、大学院音楽研究科4専攻を有する音楽総合大学として、中部に確たる存在となりました。来年、2024年度には新たに「指揮コース」を開設し、<プロフェショナル><指導者>の養成に取り組みます。

「新生名古屋音楽大学」100周年をめざし、2016年4月に、在学生、卒業生の為にと重責を担う覚悟で就任した私も8年目を迎えました。専門性の高い音楽家を育て、また社会人として社会貢献のできる人を育てたいと、2020年よりコロナ禍の中、学生の学ぶ権利と教育の質の確保と向上に試行錯誤を重ね、努力をしてまいりました。

本学の建学の精神は「共なるいのちを生きる」は親鸞上人の同朋和敬の精神です。お互いの違いを認め、自分の個性、主体性を見失うこと無く、共に生きると言う事です。音楽を愛する人達に出会い、それぞれの音楽を大切にしながら、一人ひとりの可能性を伸ばして欲しいと思います。

若き日、私は奨学金を得て5年近くドイツに留学をしました。当初は言葉に苦労しましたが、学生としてだけではなく、ピアニストとして、またピアノ講師として充実の日々を過ごしました。若さ故に困難を困難と感じる事も少なく、何事にもチャレンジした毎日でした。思い返すと、有り難い事に私を支えてくれた多くの方がいます。「人」と言う文字は人が一人では無く、支えてくれる人がいるから「人」と書きます。

名古屋音楽大学には音楽の経験値の高い学生も、まだ経験の少ない学生も在学しています。海外学術提携を結び、単位互換制度(Erasumus+)を利用して、学部4年間・大学院2年間の間に海外に留学し、休学する必要の無い留学制度を整備しています。学生1人には必ず教員が一人、アドバイザーとなり、私学ならではのサポート体制を整え、面倒見の良い大学をめざしています。

学生は卒業後、演奏家になる者、教育現場に携わる者、一般会社に就職する者等様々です。夢を叶えると言う事では、ほぼ100パーセントの学生が夢を叶えています。これからの社会は、マルチに対応できる人材が必要とされています。コースの垣根の低い名古屋音楽大学は、好奇心旺盛に、若い今だからこそチャレンジをと意欲溢れる学生には無限大に可能性にチャレンジできる大学だと思います。

大学には学生・教員・職員がいます。私達教員は自身の研究に勤しみ、学生の人生の師として、彼等の人生のプランナーであると共に支えるサポーターでありたい!職員には学生・教員を支えるサポーターであって欲しいと思います。

歴史ある名古屋音楽大学には多くの同窓生がいます。在学生の保護者もいらっしゃいます。地域連携の関係者、海外交流をする大学関係者と、本当に多くの方々によって支えられています。感謝しております。

教職員一同力を合わせて、「学生の笑顔」を目標に、益々発展させていきたいと思います。皆様。どうぞ宜しくお願い致します!

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