指揮者、音楽監督 ヴィクトル・ポポフ
1934 年旧ソ連のベシェック生まれ。幼い頃より母親の歌声をまねていろいろな歌を歌いその澄んだ歌声は人々を感動させたといわれています。その才能が認められ、 1945年にモスクワ合唱アカデミーに入学を認められ、その後モスクワ音楽院に入学。様々な奨学金を受け、大学院まで進み卒業。その後グネーシン記念音楽 教育大学で教鞭をとった後、現在の「モスクワ・アカデミー合唱団」の指揮者および"モスクワ合唱アカデミー"の校長に迎え入れられました。その一方、モス クワ放送局所属の「モスクワ少年少女合唱団」の指揮者、音楽監督も努めています。
モスクワ・アカデミー合唱団
「モスクワ・アカデミー合唱団」は、かつて日本にロシアブームを巻き起こしたロシアの重鎮、アレクサンドル・スベシニコフによって設立された"モスクワ合 唱アカデミー"の精鋭による合唱団です。この"モスクワ合唱アカデミー"は、小中高(11年間)短大(2年間)大学院(4年間)で構成された国立の音楽専 門教育機関であり、音感、リズム感、声の美しさなど厳しい審査に合格したもののみが、入学を認められます。1993年以降、短大、大学院のみ女性の入学が 認められるようになりました。小中高生が少年のみとなっている理由は、ロシアの伝統的合唱スタイル(男性のみのパートで楽器を使用しないという)をこのア カデミーの基本方針にしているからです。このアカデミーは、数多くの有数な音楽家を輩出し、ロシアの合唱界の中でも現在なお重要な位置を占めています。当 初この合唱団は少年のみでしたが、その後青年も加わり、近年では上演するプログラムによって、女声パートも加わることによって、さらにレパートリーは広 がっています。ロシア国内の公演はもちろん海外公演も多く、ドイツをはじめとしたヨーロッパの国々には毎年招かれています。レコーディングも活発に行い、 これまでに日本のレーベルを含む数多くのCDをリリースしています。
1993年初来日。以来数多く来日しています が、美しいハーモニーと温厚な響きで聴衆を魅了し続けてきました。これまで「クリスマス・コンサート」、「世界のアヴェ・マリアを歌う」という企画で話題 を呼びましたが、今回の来日公演は新たに女声パートが加わった混声となり、日本でも愛され続けている待望の「ロシア民謡」を披露いたします。
|